産業用太陽光発電を設置できる場所は多く、工場の屋根やビルの屋上など、すでに建築されている建物の屋上部分を利用して設置することもできますが、野立てのように土地に直接ソーラーパネルを設置するという方法もあります。野立てにすることは企業の投資目的で産業用太陽光発電を導入するという点においては大きなメリットが期待できるため、使用していない土地を持っている企業は注目しているビジネスの一種にもなっています。

 

野立てて産業用太陽光発電を設置した場合、どのぐらいの初期費用がかかってどのぐらいの発電が期待できるのかは、もちろんその土地の気候や天候、モジュールの面積などによって異なりますが、極端に日射条件が悪くなければだいたい年間10%程度の投資として運用できると言われています。

 

一般住宅用の太陽光発電装置と比べると、産業用太陽光発電は設置にかかる費用が割高になるだけでなく、保守システムも導入する必要があったり、電力会社が買い取ってくれる電力の買取単価も一般住宅用よりも安い1kw当たり32円となっています。これは企業が産業用太陽光発電を導入するデメリットでもあるのですが、しかし一般住宅の電力買取期間が10年間なのに対して企業の場合には20年間と期間が倍もあるので、投資としてはかなりの収益を出すことが可能です。

 

具体的な例をご紹介しましょう。日射条件が良い熊本県で野立て用の土地と53.3kwの産業用太陽光発電を合わせて購入した場合、購入価格は約1900万円程度と高額ですが、売電収入が年間187万円程度見込むことができます。買取期間は20年間なので、売電収入の20年間の合計は3740万円程度となり、20年後には1970万円程度の利益を出せる計算になります。つまり、利回りは10%程度とかなり高く、工場の屋根とかビルの屋上に設置するよりも割の良い投資ということになるのです。野立ての場合には、広い土地を活用して収入を得ることができるという大きなメリットがあるので、土地の有効活用を考えている企業にとっては、ぜひおすすめのビジネス分野と言えるでしょう。

 

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産業用太陽光発電 野立ての手順

産業用太陽光発電は、住宅用のものと比べると規模が大きく、倉庫やビルの屋根の部分を利用して設置したり、空いている土地を利用して野立てで設置することが可能です。もともと農地として使われていた土地に産業用太陽光発電を設置するとなると、いろいろな手続きが必要になるので面倒ですが、農地以外なら、規模の大きな土地があれば野立てで設置するという方法が便利かもしれませんね。

 

産業用太陽光発電を野立てで設置するための手順をご紹介しましょう。まず最初に、設備を設置するための整地作業を行います。ゴツゴツしている場所では設置ができないため、伐採や抜根を行います。斜面になっている場所でも野立てで産業用太陽光発電を設置することはできますが、斜面の傾きや向きによっては整地作業が難しかったり、ただ平にならすだけではないケースもあるようですね。

 

次に、架台を設置するための基礎を作ります。架台というのはソーラーパネルを設置するための設備で、太陽光を電気に変えるための設備などを固定するために必要不可欠な作業となります。野立ての場合、すべてのエリアにコンクリート基礎を固めるというわけではなく、あらかじめ設計した間隔に置いて基礎となるコンクリートを打ち込んでいきます。そして、そこに架台を接続して組み立てていくことになります。

 

架台が完成したら、太陽光パネルを設置していきます。施工方法にはいくつかの種類があり、それぞれ発電効率が変わってくるので、あらかじめ自分でリサーチした上で業者ともよく話し合い、できるだけ発電効率の良い施工方法を選ぶことをおすすめします。もしも業者から、いくつかの施工方法を選択肢として紹介された場合には、その選択肢ごとに発電効率が異なるという点を理解しておくと良いでしょう。なお、太陽光のソーラーパネルは、一つ一つの向きが異なっているわけではなく、全体として1枚の大きな面を形成するように設置されるのが一般的です。

 

それだけではありません。太陽光パネルだけでは電力を生み出すことはできませんし、電力会社へ買い取ってもらう電力形態でもありません。そのため、パワーコンディショナと呼ばれる設備が必要となります。パワーコンディショナは架台に設置して固定され、そこから配線などですべてのソーラーパネルに接続することになります。それぞれのソーラーパネルをバラバラではなく、一つの大きな面を形成するように設置する理由の一つには、このパワーコンディショナの設置があるのです。

 

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